超軽量・薄型ノートPCスタンドとしてクラウドファンディング「Makuake」で話題になっていた「MOFT」。
ノートPCスタンドとしてさすがに優秀だったので使用感諸々を書いていきたいと思います。
貼り付け時のコツやら15度モード・25度モード各モードの見た目や安定感など、参考にしていただければ幸いです。
Contents
梱包
「折れ曲がったりせんか?」とも思いましたが、思ったよりしっかりした造りなので多分大丈夫だし、家に宅配ボックスがない方でも不在時に受け取りやすくて良いかと思います。
パッケージ
この手のノートPCスタンドにしては比較的高価なだけあって、おしゃれでちょっと高級感のあるパッケージでした。
このQRコードを読み取ることでライセンス的な確認も可能でした。
銀色の部分を削ると出てくるコードを遷移先のページで入力すると、「本物だよ」といったような認証ができます。
安心感がありますね。
製品外観
開封しまして、使用前の見た目をチェックしていきましょう。
こんな感じでロゴが刻印されたような雰囲気になっており、限りなくシンプルなデザインです。
ノートPCとの接着面は台形でかなり広めで、これなら剥がれる心配は少なそうです。
また、接地面となる部分はラバーっぽい素材になっており、かなりのグリップ力がありました。
ちょっとわかりづらいのですが、微妙に盛り上がってる部分に磁石が入っており、スタンドを畳んだ際にプラプラしないようになっています。
接着前に立てた感じ
貼り付け前にちょっと立ててみて、雰囲気を見てみました。
「MOFT」は2段階の角度調整が可能で、鋭角でちょっと傾いた感じの15度と、鈍角めでがっつり高さが出る25度の2段階で調整できます。
・15度(リハーサル)
これでもパッと見かなり高そうには見えます。
PCが乗っかっていない状況だと、指で押さえないと素材の反発で形をキープできませんでした。
PCが乗っかれば、かなりしっかり支えてくれそうな予感がします。
貼り付け
実際にノートPCに張り付けてみましょう。
私はだいたいこの手の作業は失敗することが多く、接着面をダメにしてそのままゴミ箱行きになっていましたので、けっこう緊張しました。
数百円のスマホ画面保護フィルムなら諦めもつきやすいですが、2000円以上のこの品でそれはちょっと悲しい。
貼り付け位置
…としばらく悩んでフィルムを張ったまま試行錯誤しましたが、貼る位置の結論としては「後ろギリギリで貼る」で正解みたいでした。(手前だと角度が出過ぎて高くなる&バランスが不安定になりました)
貼り方のコツ
散々リハーサルしたはずなのですが、いざフィルムを剥がして貼ろうとするとなかなかうまくいかず。。。
※これは製品の問題ではなく私が不器用なだけです。
「こいつもゴミ箱行きか?こんなことならちょっとしたステーキとかに金を使うべきだったか」
鼓動が速くなり冷や汗をかき始めた私はそう思い始めていた。
…とまあ冗談はさておき、やり方が悪かっただけで要領を掴めば一瞬でちゃんと貼れました。
・良い例
こんな感じで、「畳んだ状態(接着面と接地面をくっつけた状態)」で貼ると貼りやすいです。
磁石がくっついた状態で、反らせながら貼るとズレずに貼れました。
・ダメな例
こんな感じで、接着面と接地面がプラプラした状態で貼ろうとすると非常に貼りづらいです。
「当たり前だろそんなん」
と思われる方も多いと思いますが、案外貼るときにプラプラしがちで苦戦しました。
※何度目かですが、これは私が不器用なだけです。
ともかくせっかく買った「MOFT」を即ゴミ箱行きにせずに済んで良かったです。
こんな感じでビシッと貼れました。
使用感
では実際にスタンドとしてどんなもんか見てみましょう。
スタンド角度15度
15度で立てた場合を見てみます。高さ的には5cm高くなります。
個人的にはこのモード1択かな、と思いました。
正面イメージです。
けっこうしっかり高さが出てるように感じます。
横から見たイメージです。
こう見るとちょうどいい感じに見えますね。
横の接写です。
こうして見てみると折り目が絶妙のバランスで、「あ、これならグラつきとかなくて安定感ありそうだな」ということが分かると思います。
ビジネスで使う方にとっては、この視点でのおしゃれ感も重要かと思いますが、割と良い感じと言って差し支えないと思います。
スタンド角度25度
25度で立てた場合を見てみます。高さ的には8cm高くなります。
正面イメージです。
実際かなりの高さが出ています。
イメージ的には「ちょっとしたディスプレイを見てる」くらいの高さです。
横から見たイメージです。
がっつり高さが出ていることが分かると思います。
横の接写です。
やはり折り目が絶妙のバランス、ではありますが、15度傾斜のときと比較すると若干の安定感のなさを感じます。
対面から見た状態です。
この状態でもロゴがしっかり見え、スタンドの機能だけでなく見栄えも意識された優れたデザインであることがわかります。
【余談】接着面保護シートは大事に取っておいた方が良い
まあ大した話じゃないですが、貼り付け面に最初に貼られているこのシートは、何らかの形で取っておいた方がベターかと思います。
繰り返し接着可能な「リムーバブルグルー」素材ではありますが、一時的に使わなくなった際の長期保管などの際に、これがないと困ることが多いからです。
※実際にこの手の貼り付け系ガジェットで「しばらくいいや」となったときに、このシートがなくて困った経験がかなり多いです^^;
良かった点
使ってみて良かった点を挙げていきます。
薄い・軽い
「暑さ3mm・重さ89g」という触れ込みだけあって、着けていることが全く気にならないのは大きな利点だと思います。
このブログで他のノートPCスタンドも書いていて、そちらはプラスチック製の十分小型のものでしたが、稀に引っかかって外れてしまったりといった事故もありました。
この「MOFT」はそうした引っかけ事故はかなり起きづらいです。
おしゃれ感
まあ「ノートPCスタンド」の本来の機能ではないですが。。
とは言え、マットな質感と見ていて「おっ」と思わせる折り紙のような挙動、15度・25度どちらの利用時も対面からロゴがしっかり見えるよう計算されたデザインは見事だな、と思います。
ガジェットを使うにあたって、こうしたちょっとしたワクワク感を味わえることも魅力の一つだと思うので、その点は好ポイントでした。
15度モードの安定感
これがかなり大きな利点だと思います。
15度モードの状態では一部の面が二重になった状態でノートPCを支えるため、特に安定感が高いです。
前後左右の負荷にはもちろんですが、キーボード打鍵時にありがちな「片側だけ力がかかる」ような捻る動きに対してもグラつくことがなかったのが非常に好印象です。
非使用時の目立たなさ
スタンドを展開していないときは、内蔵磁石によってノートPCの裏面に張り付いた状態になり、ほぼ見えなくなります。
元々「MOFT」はクラウドファンディングの「Makuake」で支援を募っていたプロジェクトでしたが、そこで謳われていた
MOFTは「グッドデザインは目に見えない」というコンセプトに基づいて開発されました。
という言葉を地で行っているのが素晴らしいです。
この手のノートPC縦置きスタンドの類とも干渉しないのもメリットです。
惜しかった点
使ってみて惜しかった点を挙げていきます。
全体的にもういちゃもんに近いものではありますが。。。
非使用時のノートPCのグラつき
かなりの薄さとは言え、スタンドを展開していない際にノートPCを使用すると、パームレスト部分に掌で荷重をかけると「ほんの少し傾く」のが気になりました。
これはまあ「せっかくMOFTを貼ってるわけだし、スタンド立てりゃいいじゃん」と自分でも思いますが、スタンドを立てるほどでもない一瞬の利用時などもあると思います。
横着な私は、「そういうときにも気にならない感じだとよかったなー」と思いました^^;
※貼り付け位置を気持ち前に変えるなどしましたが、あまり変化はなく返ってスタンド利用時にバランスがとりにくくなるなどいまいちでしたので、貼り付け位置はやはり最後方が良いかと思います。
25度モードの片側荷重時のグラつき
これもかなり仕方ないと思うのですが、相当の高さが出る25度モード時は、15度モード時と異なりシートが二重になって支える箇所が1つもありません。
そのためか、15度モード時は一切ぶれなかった「捻るような動作」の際に、けっこうグラつきます。
まあ実際の利用時にそんな片側だけに負荷をかけることもないかと思うのですが、私は片手だけパームレスト部分に置いたままにする癖があるので、若干気になりました。
まとめ
総合的には、デザイン・使用感ともにかなりスペックの高いノートPCスタンドかと思います。
何度目かですが、非使用時の薄さと、15度モード時の安定感が本当に素晴らしいです。
あとスタンド展開時の「パタパタッ」っていうのが気持ちよく、無駄に何度もやりたくなります^^;
既存のプラスチック系の、厚みのあるノートPCスタンドに飽きた方は、ぜひ試してみてほしい一品です。